イベント詳細

2019 神経集中治療ハンズオンサマーセミナー 神経集中治療のエッセンスを学ぼう 〜エビデンス、モニタリング、病態生理、神経所見を大切に〜

【はじめに】
近年、神経集中治療の重要性が話題となっていますが、体系的に学習ができる機会は多くありません。必要性は感じているものの実臨床でどうすれば良いのか悩むことも多いと思います。神経集中治療の基本コンセプトは、患者の脳の酸素需給バランスを確保し、二次性脳損傷を防止することです。脳保護を前提とした全身管理について、本セミナーを通じて一つの指針をお示しいたします。


【概要】
本サマーセミナーでは、日本集中治療医学会の認定セミナーである「神経集中治療ハンズオンセミナー」(http://jsicm2019.jp/handson_seminar.html)と、2018年に開催された「脳波セミナー」(http://www.asakadai-hp.jp/neurosurg/news/912.html)がコラボし、2日間かけて神経集中治療を基本から応用まで学んでいただきます。

体系的に学ぶ機会の少ない神経モニタリング(持続脳波モニタリングとてんかん重積状態; cEEG & SE、頭蓋内圧モニタリング;ICP、経頭蓋超音波ドップラーTCCFI)、および神経集中治療の最重要ツール(神経所見の取り方;NE、体温管理療法;TTM)を学んだ後、ICUで馴染みの深い心停止後症候群(PCAS)、神経集中治療の効果が高いくも膜下出血(SAH)、重症頭部外傷(TBI)、ICUに入室する神経筋疾患(AW)の全身管理をスキルステーションとシナリオシミレーションを用いて実践的に学習していただきます。脳波セミナーとのコラボ企画であり、持続脳波モニタリングについて基礎から学んでいただけるよう時間を多く取っています。


また、本サマーセミナーは研修施設での開催であり、インストラクターを交えた情報交換会も企画しています。日頃の皆様の疑問を、各分野のエキスパートにぶつけ、ディスカッションを深めるよい機会になることと、期待しています。


今回特別ゲストとして、 Columbia大学よりJan Claassen先生をお招きしています。最新のNeurocritical careについてご講演いただくとともに、脳波のハンズオンではコメンテーターとしてご参加いただきます。


※本セミナーは「ハンズオンセミナー」と称していますが、学習効果を期待し、座学・ディスカッション・シミュレーションなども含んでいます。


【対 象】若手救急集中治療医(後期研修医など)、神経集中治療のインストラクションに興味のある救急医・集中治療医、脳神経外科医、脳神経内科医、麻酔科医、その他の医師、集中治療室で勤務する看護師やコメディカル
【募 集】40名
【開催日】2019年8月24日(土) 10:30 〜 2019年8月25日(日) 16:15(予定)
     ※終了時刻が多少変更になる可能性があります。
【会 場】レクトーレ湯河原 https://www.tkp-resort.net/lectore/yugawara/
【受講料】JSICM会員 65,000円、JSICM非会員 70,000円
     ※受講料には1日目の昼食・夕食、2日目の朝食・昼食、宿泊費を含みます。
     ※受講料ご入金後のキャンセル、または台風などの自然災害により開催中止になる場合も、受講料の返還は致しかねます。
      予めご了承ください。


<プログラム>
● スキルステーション
・cEEG & SE
神経集中治療における脳波の読み方は特殊です。国際10-20法を用いた本格的な脳波計を用い(数人に1台)、American Clinical Neurophysiology Society critical care EEG terminologyやModified Salzburg Consensus Criteriaに基づきNon-Convulsive Status Epilepticusの診断方法、神経集中治療における脳波モニタリングの意義と方法を勉強していただきます。本セミナーの約半分の時間は脳波モニタリングの学習に割り当てています。

・頭蓋内圧モニタリング(ICP: intracranial pressure)
重症頭部外傷に対するICPプローブの適応や注意点、実際の挿入方法を学びます。

・経頭蓋超音波ドップラー(TCCFI : transcranial color coded flow imaging))
くも膜下出血や頭部外傷でのTCCFI施行方法を、実際のエコーを使用しながら学びます。

・神経所見(NE)の取り方を学びます。
神経集中治療で必要な意識の評価方法、運動麻痺や腱反射などを含む神経所見の取り方を勉強します。

・体温管理療法(TTM)
迅速な目標体温への到達、目標体温維持、復温時の注意点、シバリングアセスメントスケールを使用したシバリングの評価とその対応方法(看護の工夫なども含む)を中心に使用薬剤も含めて勉強します。

● ケースシミレーション
・PCAS : 心停止後症候群ブース
シミュレーター(マネキン)、体温管理装置(血管内冷却装置、体表冷却装置)、脳波モニタリング、人工呼吸器を用い、実際の心停止後症候群患者の神経集中治療管理を勉強していただきます。低体温療法や平温療法をはじめとするTTMの適応、TTM施行中の注意点、神経学的転帰評価方法などを中心に勉強します。

・SAH : くも膜下出血ブース
脳外科医と共に患者管理をする際、集中治療医として何ができるのか、現時点での全身管理のエビデンスについて、ディスカッションやシミュレーションを行いつつ解説します。Early brain injuryなど周術期全身管理の方法と、遅発性脳虚血発症時の対応方法を中心に学びます。

・TBI : 重症頭部外傷ブース
実際のシミュレーター(マネキン)を使用し、ハンズオンとシミュレーションを通して頭蓋内圧の管理方法を学んでいただきます。頭蓋内圧が上昇した際に、何を考え、どの様に対応するのかについて勉強します。

・AW : 神経筋疾患ブース
神経内科的疾患に関連した重症患者の全身管理、また診断に至るまでの経緯を勉強していただきます。
また、講師は各分野のエキスパートであり、日々の疑問をディスカッションすることもできます。

<時間割(予定)> https://s.mypocket.ntt.com/Fk6QhZ


【インストラクター】
コーディネーター:黒田 泰弘  香川大学医学部附属病院 救命救急センター
副コーディネーター:江川 悟史 TMGあさか医療センター 神経集中治療部
インストラクター:(アイウエオ順)
秋山 恭子  香川大学医学部付属病院 救命救急センター
有元 秀樹  大阪市立総合医療センター救命救急センター
井上 明彦  兵庫県災害医療センター 高度救命救急センター
江川 裕子  さいたま赤十字病院 救急科 
小畑 仁司  大阪府三島救命救急センター
久保田 有一 TMGあさか医療センター 脳卒中てんかんセンター 
櫻谷 正明  JA広島総合病院 救命救急センター
宍戸 肇   香川大学医学部付属病院 救命救急センター
末廣 栄一    山口大学医学部附属病院 脳神経外科
竹野 典子  JA広島総合病院 救命救急センター
中本 英俊  済生会栗橋病院 脳神経外科
永山 正雄  国際医療福祉大学医学部神経内科学 
則末 泰博  東京ベイ・浦安市川医療センター 救急集中治療科 
一二三 亨    聖路加国際病院 救急部
藤井 修一  聖マリアンナ医科大学 救急医学 
藤本 佳久  東京ベイ・浦安市川医療センター 救急集中治療科
星山 栄成  獨協医科大学神経内科・救命救急センター
本多 ゆみえ 東海大学医学部高度救命救急センター
松原 崇一朗 済生会熊本病院 神経内科 
山下 進   徳山中央病院 救急科
梁 成勲   国際医療福祉大学医学部神経内科学 
横堀 將司  日本医科大学医学部高度救命救急センター

 

お問い合わせ先

日本集中治療医学会 ハンズオンセミナー事務局代行
〒113-0033
東京都文京区本郷三丁目3番11号 NCKビル5F
(株式会社コンパス内) 担当:原田 幸寿
TEL:03-5840-6131 / FAX:03-5840-6130
E-mail:jsicmhos@compass-tokyo.jp

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