イベント詳細

神経集中治療セミナー【JSICM会員】  2017年10月15日(日)

【神経集中治療の醍醐味をevidence basedな内容を中心に、勉強していただく。集中治療室の患者で、神経系に異常を持つ患者は多い。神経集中治療の内容を一言で表すと、脳の酸素需給バランスを確保し、2次性脳損傷を防止することと言える。そのためには神経系を意識した全身管理が非常に重要となる。それらの全身管理とはいかなるものかについて、ハンズオンを通して一つの指針をお示しする。
 神経集中治療の効果が高いくも膜下出血の管理や、体系的に学ぶ機会の少ない神経モニタリング(持続脳波モニタリングや頭蓋内圧モニタリング)、集中治療室で馴染みの深い心停止蘇生後症候群について、evidenceに基づいた内容で実践的な内容で勉強していただく。また各分野のエキスパートとともにディスカッションができる機会を設け、日常診療に活かせる内容としている。

【内容】
1. プレテスト、開始前アンケート 5分

2. 神経集中治療ハンズオンの基本コンセプトの説明 脳酸素需給バランスについて 10分

3.心停止蘇生後、頭部外傷、くも膜下出血、てんかん重積の4つのシナリオブースを体験し、experience basedな神経集中治療を学ぶ。(各50分 + 移動10分)
4. 各ブース詳細
A : 心停止蘇生後ブース(50分)
  シミュレーター、体温管理装置(血管内冷却装置、体表冷却装置)、脳波モニタリング、人工呼吸器を用い、実際の心停止蘇生後の神経集中治療管理を勉強していただく。低体温療法や平温療法をはじめとするTargeted Temperature Managementの適応、施行中の注意点、シバリングアセスメントスケールの紹介やシバリング時の対応方法(看護の工夫なども含む)、神経学的予後予測などを中心にシナリオベースで行う。

B : てんかん重積ブース(50分)
  神経集中治療における持続脳波モニタリングやてんかん重積の対応について学ぶ。実際の症例を元に、国際1020法を用いた持続脳波の判読を行っていただくが、緊急対応が必要な波形にはどの様なものがあるのかについて、神経集中治療領域で最も普及しているACNS分類を元に、判読していく。電極数を減らした簡易脳波モニタリングについても、その有用性と限界について理解していただく。2-3人に1台のパソコンを用意しインストラクターと共に、判読を進めていき、初学者にもわかりやすい内容となっている。

C : クモ膜下出血ブース(50分)
  神経集中治療の有用性を実感できる内容となっている。脳外科医と共に患者管理をしていく上で集中治療医として何ができるのか、現時点での全身管理のエビデンスはどうなっているのかについて、シミュレーションを行いつつ解説する。通常の全身管理の方法や遅発性脳虚血発症時の対応方法を中心に学んでいただく。また経頭蓋カラードプラ法(TCCFI : transcranial color coded flow imaging)の施行方法についても、ハンズオンとして学んでいただく。

D : 重症頭部外傷ブース(50分)
  実際のシミュレーターを使用し、頭蓋内圧の管理方法を学んでいただく。頭蓋内圧が上昇した際に、神経所見の取り方も含め、何を考えどの様に対応するのかについて解説する。
 またキットを用い頭蓋内圧モニタリングを実際に施行していただくが、その適応や合併症についても言及する。

5.ポストテスト10分

6.閉会の辞 5分

【対象】若手救急集中治療医(後期研修医など)、神経集中治療のインストラクションに興味
のある救急医集中治療医、脳外科医、神経内科医(その他の医師も可)、集中治療室
で勤務する看護師やコメディカル
【募集】36名
【開催日】 2017年10月15日(日)13:00~16:30
【会場】北里大学病院 シミュレーションセンター

【代表インストラクター】
コーディネーター: 黒田 泰弘 香川大学医学部附属病院救命救急センター
副コーディネーター: 江川 悟史 朝霞台中央総合病院 神経集中治療部
・心停止蘇生後ブース
  井上明彦  兵庫県災害医療センター 高度救命救急センター
  黒田泰弘  香川大学医学部附属病院 救命救急センター
・くも膜下出血ブース
  小畑仁司  大阪府三島救命救急センター
  櫻谷 正明  JA広島総合病院 救命救急センター
・頭部外傷ブース
  則末泰博  東京ベイ・浦安市川医療センター 救急集中治療科
  宍戸肇  香川大学医学部附属病院 救命救急センター
・てんかん重積ブース
  中本英俊   朝霞台中央総合病院 てんかんセンター
  久保田有一  朝霞台中央総合病院 てんかんセンター 
  江川悟史   朝霞台中央総合病院 神経集中治療部

【キャンセルポリシー】
・10月1日以降、キャンセルの方は参加費のご返却はいたしません。
・9月30日までにキャンセルされた方は、事務手数料2,000円を差し引いた金額をご返金いたします。

お問い合わせ先

日本集中治療医学会 ハンズオンセミナー事務局代行
株式会社コンパス内
E-mail  jsicmhos@compass-tokyo.jp
〒113-0033
東京都文京区本郷三丁目3番11号 NCKビル5階
電話 03-5840-6131 FAX 03-5840-6130

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